Q.磁石がどのようなものに使われているのか知りたいです。
A.
表に見えている場合と隠れている場合もあり、あらゆる分野に使われております。
用途としましては、大別して、吸着用、駆動用、センシング用があります。
- 吸着・固定(最も一般的な用途。磁石の磁力を利用して、固定する用途):フックマグネットや掲示用品。工具や治具の固定など。
- 発電・モーター(磁石の磁場を利用して電気を作る、または回転力を生む目的で使われる):工業用機器への応用。発電機やモーターなど。
- 制御・電子機器(磁場の変化を検知することで、スイッチやセンサーとして機能させる用途):ホールセンサーによるドアの開閉検知、医療機器の非接触スイッチなど。
どの用途にもネオジム、サマコバ、フェライト、アルニコ磁石が用いられておりますが、使用環境に応じて材質を分けております。
例えば、
- 安価、高温多湿(-20~250℃):フェライト
- 強力、小型化:ネオジム
- 強力、高温多湿(~350℃):サマコバ
- 極高温(~550℃):アルニコ
- 温度上下で変化する磁力が微細なこと:アルニコ