お知らせ

2025年

【重要】4月4日施行中国政府発表「レアアース輸出規制」に関して

この度、中国政府が2025年4月4日より施行したレアアース輸出規制に関する重要なお知らせをいたします。本規制の強化により、サマリウム(SM)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)を含む 金属、合金及び酸化物の輸出には、中国政府(商務部)からの許可が必要となります。

 これらの金属を含む製品に関しても規制の対象となるので、磁石製品としてはテルビウムを含有するネオジム磁石、ジスプロシウムを含有するネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石、サマテツマグネットシートが対象となります。これらの製品については、輸出品すべてに「輸出許可証」が必要となる見通しです。

 輸出許可書の申請については、稼働日45日間程(約2ヵ月)かかる見通しです。その後税関申告、運送会社への手配となるため、これら規制に抵触する鉱物を使用する磁石について、出荷は早くても2ヵ月から3ヵ月かかる見通しとなります。

 フェライト磁石、アルニコ磁石等、本規制に抵触しない磁石製品に関しては、基本的に出荷に問題無いとの見解が示されたものの(4/18時点)、運送会社等の自主規制も発生しており、磁石製品全般に影響が出ております。(5/20追記)

5/12 中国の商務省報道室において、追加関税の停止又は取消に加え、非関税対抗措置の停止または廃止のために必要な措置を講じると発表されました。

——–<5/20 13:00 追記>———

5/12 の商務省報道室による発表から約1週間が経過しましたが、現時点では規制緩和に向けた新たな進展は確認されておりません。

実際の状況として、一般性能の磁石製品も税関で留め置かれ、検査対象となるケースが6~8割に及ぶとの報告を受けております。

このような状況を踏まえ、規制対象鉱物の含有の有無にかかわらず、磁石製品全般において「輸出許可証」が求められる可能性がございます。そのため、必要に応じてエンドユーザー様の情報や製品の用途についてお伺いする場合がございますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

以上の状況を鑑み、輸入磁石全般の納期については遅延が予想されますが、現時点でご注文いただいている在庫分につきましては、変更はございません。弊社の在庫状況により、新規のご注文に関しては調整させていただく可能性がございます。予めご了承願います。

※本内容は現時点(5月20日午前11時現在)において当社が把握している情報を基にしております。中国国内でも状況が混乱しているため、情報は随時更新されることが予想されます。
弊社では、引き続き新たな情報が入り次第、更新してまいります。

ご案内書面(PDF)はこちら

2025年5月20日14:00 更新

2025年5月13日9:00更新

2025年5月7日12:00更新

2025年4月18日10:00更新

2025年4月15日10:00更新

2025年4月11日9:30更新

2025年4月9日14:00更新

2025年4月9日 8:00更新

2025年4月8日16:30更新

2025年4月8日11:50更新

2025年4月8日10:00 公開