Microstructure Optimization and Coercivity Enhancement of Sintered NdFeB Magnet by Grain Boundary Diffusion of Multicomponent Tb60Pr10Cu10Al10Zn10 Films
最終更新日:2026.10.05
概要
焼結ネオジム磁石の保磁力を高める粒界拡散処理について、拡散源に多成分膜(Tb-Pr-Cu-Al-Zn)を用いた場合と、従来の単一Tb膜を用いた場合を比較した研究。市販のN52焼結磁石にマグネトロンスパッタで厚さ10μmの膜を成膜し、800℃で8時間の拡散処理を行っている。多成分膜では保磁力が11.54kOeから18.89kOeへ63%向上し、単一Tb膜の17.80kOeを上回った。拡散深さは単一Tb膜の方が大きいにもかかわらず保磁力は低く、粒界相の厚さと連続性が保磁力を左右することを示している。
原典が扱う主なトピック
- 多成分拡散源による重希土類元素(Tb)の利用効率向上
- 混合エントロピー効果による粒界相のギブス自由エネルギー低下
- 約11nmの連続的な粒界相の形成(TEM観察)
- Cu・Zn添加による粒界相の融点低下と濡れ性の改善
- 拡散深さよりも粒界相の連続性が保磁力に効くという知見
- 保磁力の温度係数の改善(−0.619%/K → −0.553%/K)
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